楽天プレミアムカードは、年会費11,000円(税込)がかかるぶん「特典を使う人ほど得しやすい」上位カードです。
ただ、楽天市場のポイント目当てだけだと“元が取れないかも”と感じる人も多いはず。実際、プレミアムの本領は旅行・出張での快適さ(空港ラウンジ/Priority Pass)と、万一に備える保険・補償にあります。
この記事では、公式情報をもとに「どんな人が普通カードよりお得になるのか」を結論から整理し、旅行特典の内容・注意点・年会費回収の考え方まで、はじめてでも迷わないようにまとめます。
※特典内容や条件は変更される場合があります。申込み前に必ず公式ページもあわせて確認してください。
この記事でわかること
- 楽天プレミアムカードの旅行メリット(国内ラウンジ/Priority Pass/保険・補償)
- 年会費11,000円(税込)が回収できる人・できない人の違い
- 普通の楽天カードと比べて何が違うのか(得になる条件・損しやすい落とし穴)
- 申し込み前に確認すべき注意点とチェックリスト
結論(先出し)
楽天プレミアムカードは、「旅行・出張で空港ラウンジを使う」+「年会費11,000円を“固定費”として許容できる」人なら、普通カードより満足度が上がりやすいカードです。
逆に言うと、楽天市場のポイントだけで元を取ろうとすると弱いので、旅行特典を使わないなら普通カードのままで十分。
まずは公式ページで、最新の特典条件を確認しておきましょう。
迷ったらこの3つで判断(超具体)
- 年に1回以上 飛行機に乗る(国内でもOK)
- 空港で 30分以上待つことが多い/仕事・子連れで“落ち着ける場所”が欲しい
- 特典の条件確認が苦じゃない(回数・同伴者・対象空港など)
このうち 2つ以上当てはまる → プレミアムを検討。
1つ以下 → 普通カードでOK(年会費ぶん損しやすい)。
基本情報
- 年会費:11,000円(税込)
- 基本還元:1%(100円につき1ポイント)
- 利用可能枠:最高300万円(審査により個別決定)
- 国際ブランド:Visa/Mastercard/JCB/American Express(いずれもタッチ決済対応)
- 家族カード:550円(税込)/枚
- ETCカード:年会費無料
まずは早見表:メリット・デメリットを1分で把握
旅行メリット(プレミアムの本命)
- 国内空港ラウンジ:待ち時間が快適(仕事・子連れでも助かる)
- Priority Pass:海外空港でラウンジ利用(※無料回数・条件あり)
- 旅行保険・補償:万一の備え(内容・付帯条件は要確認)
日常メリット(使える人は回収が早い)
- 楽天カードプレミアムプログラムの特典を活用できる(誕生月・楽天モバイル等)
デメリット(ここで失敗しがち)
- 年会費11,000円(税込)が固定費になる
- 特典は条件が多く、改定で価値が変わることがある
- 同伴者料金や対象空港など“例外”が多い(空港ごとに差)
国内カードラウンジとPriority Passの違い(比較表)
「どっちを使うの?」が一発で分かるように、ざっくり比較します。
| 比較項目 | 国内の空港カードラウンジ | Priority Pass(PPラウンジ) |
|---|---|---|
| 主な場所 | 日本国内の空港(対象ラウンジのみ) | 世界各地の空港(対象ラウンジはPP側ネットワーク) |
| 入る方法 | 対象クレカ提示+搭乗券等(ラウンジによって違う) | PPアプリ/会員証を提示(会員制) |
| サービス感 | 席+ソフトドリンク中心(Wi‑Fi/充電はラウンジ次第) | 軽食が充実していることも多い(シャワー等はラウンジ次第) |
| 無料条件(楽天プレミアム) | 本カード+家族カードも無料対象になりやすい | 本カード会員のみ。年5回まで無料、以降US$35/回 |
| 同伴者 | 有料になりやすい(料金はラウンジごと) | 同伴者はUS$35/人(無料枠なし) |
| 向いてる人 | 国内出張・国内旅行が多い | 海外旅行・乗り継ぎが多い |
旅行メリット① 国内空港ラウンジ(カードラウンジ)
国内のカードラウンジは、クレジットカード会員向けの休憩スペース。
座って待てる+ソフトドリンクが基本で、出張のPC作業や子連れの待ち時間に便利です。
できること(だいたい共通)
- ソファ席/ソフトドリンク
- Wi‑Fi・充電(ラウンジ次第)
「プレミアムがないと入れない?」
多くのラウンジは、対象カードがなくても有料で利用できる場合があります。
ただし料金がかかるので、利用回数がある人ほど「カードで無料」が効きます。
混同注意:航空会社ラウンジとは別物
- カードラウンジ:クレカ特典で入れる
- 航空会社ラウンジ:上級会員・対象運賃などで入る
伊丹空港の例:ラウンジオーサカ
- 営業時間:6:30〜20:00(受付締切 19:45)
- 無料:ソフトドリンク/Wi‑Fi など
- 同伴者料金目安:大人 1,253円(子ども 622円)
旅行メリット② 海外空港ラウンジ(Priority Pass)
楽天プレミアムカードの旅行特典で、インパクトが大きいのがPriority Pass(プライオリティ・パス)です。
海外空港では、搭乗までの待ち時間が長くなりがち。その時間を、座席・ドリンク・軽食・Wi‑Fiが揃ったラウンジで過ごせると、体力的にもメンタル的にもかなり楽になります。
Priority Passとは(できること)
- 世界各地の空港ラウンジを利用できる会員制サービス(利用できるラウンジは検索で確認)
- ラウンジ内では、無料の飲み物・軽食が用意されていることが多い
- 多くのラウンジで Wi‑Fi・充電設備が使える(シャワーや会議室があるラウンジも)
重要:楽天プレミアムで「無料で使える施設」はラウンジのみ
Priority Passで無料利用できる施設は、国内・国外の「ラウンジ」施設のみです。
「お食事」「リフレッシュ」「ご休憩」などのカテゴリーに分類される施設は対象外なので、ここは誤解しないのが大事。
楽天プレミアムの利用料金(結論ここだけ覚えればOK)
- 本会員(本カード):無料(年間5回まで)
- 6回目以降:1回あたり US$35
- 同伴者:1人1回あたり US$35(無料枠なし)
※回数カウントは「デジタル会員証(Priority Passアプリ)」の発行日を起点に1年間で計算。
※国内・国外どちらの利用もカウント対象(アプリ提示で利用するすべての施設)。
申し込み方法(ざっくり)
- 楽天e‑NAVIにログインして招待コードを受け取る
- Priority Pass公式サイトで招待コードを入力して申し込み
- Priority Passアプリを入れて、作成したユーザー名・パスワードでログイン
※アプリへの反映に5〜10営業日ほどかかる場合があるので、旅行直前の申し込みは注意。
注意点(使う前に知っておくと失敗しない)
- 混雑で入れないことがある(時間帯・空港による)
- ラウンジごとにルールが違う(滞在時間、年齢制限、ドレスコード等)
- 追加料金(US$35)や同伴者料金は、Priority Pass登録時に設定したカードへ請求される
- 為替レートや海外事務手数料がかかる場合がある
旅行メリット③ 旅行保険・補償(安心サービス)
「保険は使わないと価値がない」と思われがちですが、旅行はトラブルが起きると支出が一気に跳ねやすい分野。
特に海外は、軽いケガや体調不良でも医療費が高額になりがちなので、“使わないのが一番だけど、あると安心”というタイプのメリットです。
公式で明記されているポイント(ここだけ先に押さえる)
楽天プレミアムカードの旅行傷害保険は、国内・海外ともに案内されていますが、特に海外は自動付帯+利用付帯の内訳がある点がポイントです。
- 国内旅行傷害保険:傷害死亡・後遺障害 最高5,000万円(自動付帯)
- 海外旅行傷害保険:傷害死亡・後遺障害 最高5,000万円
- 自動付帯:4,000万円
- 利用付帯:1,000万円
(※詳しい補償内容は公式の案内(FAQ/ガイド)で確認できます)
動産総合保険(ショッピング保険)も付帯
旅行だけでなく、日常の買い物でも「破損・盗難・火災」などの偶然な事故による損害を補償する保険が付帯しています。
公式の案内では、ざっくり次の条件が示されています。
- 対象:楽天プレミアムカードで購入した 1個(1組)1万円以上の商品
- 期間:購入日から 90日以内
- 補償:最高300万円
- 自己負担:1事故につき3,000円
- 注意:補償対象外の商品がある
年会費11,000円(税込)は回収できる?(考え方+ミニシミュ)
楽天プレミアムカードは、楽天市場のポイントだけで年会費回収を狙うより、
旅行特典(ラウンジ/Priority Pass/保険)をどれだけ使うかで判断するほうが失敗しにくいです。
ここではまず、今回いちばん分かりやすい Priority Pass(PP)だけで「ざっくりどれくらい効くか」を数字で見ておきます。
Priority Passだけで見る:超かんたん回収イメージ(保守的な見方)
楽天プレミアムのPPは、
- 年間 5回まで無料
- 6回目以降や同伴者は US$35/回
という条件です。
そこで、かなり保守的に 「1回の価値=US$35(追加料金分)」 と置くと、
- 年1回利用:US$35 相当
- 年3回利用:US$105 相当
- 年5回フル利用:US$175 相当
…という“最低ライン”の価値が見えてきます。
(※実際は、ラウンジの快適さ・軽食・Wi‑Fi・体力温存の価値まで含めると、体感はこれ以上になりやすいです)
例:1US$=150円なら、US$35は約5,250円(35×150)
国内ラウンジも足すと回収は早くなる
国内のカードラウンジは「有料でも入れる」ケースが多いので、
(有料入室料 × 年間利用回数) がそのまま“節約額の目安”になります。
例)国内ラウンジを年3回使うなら(伊丹のラウンジオーサカを例に)
- 大人の同伴者料金目安:1,253円 × 3回 = 3,759円 相当
年5回なら
- 1,253円 × 5回 = 6,265円 相当
この「国内ラウンジ分」+「PP分」を足すと、年会費回収の現実味が上がります。
(※カードを持っていて無料になるのは“本人”が基本。同伴者は有料になりやすい点は別で注意)
旅行保険は「節約」ではなく「損失回避」として考える
保険は“使ったら得”というより、
トラブル時の高額出費を避ける(損失回避)の価値。
「海外で治療が必要になったら不安」というタイプの人は、金額換算しにくいぶん満足度に直結します。
回収のざっくりイメージ(まとめ)
- 海外旅行・乗り継ぎがある → PPの無料枠が効く
- 国内でも飛行機に乗る → 国内ラウンジ分が積み上がる
- 安心を重視 → 旅行保険が“損失回避”として効く
旅行頻度(国内/海外)や、よく使う空港に合わせて「国内ラウンジ◯回+PP◯回」で考えると、回収イメージがさらに具体的になります。
「楽天カードプレミアムプログラム」で旅行以外も回収できる
旅行特典が本命とはいえ、年会費11,000円(税込)を回収するには「日常側の特典」も効かせるほうがラクです。
楽天プレミアムカード(+楽天ゴールド/ブラック)には、楽天グループで使える特典がまとまった 楽天カードプレミアムプログラム が用意されています。
エンタメ特典(使う人は地味に効く)
- 楽天マガジン(ライト for 楽天カード):月3冊まで無料
- 楽天ミュージック(バンドル):30日ごとに5時間まで無料
旅行だけじゃ年会費が不安…という人でも、日常で使える特典があると回収しやすくなります。
楽天モバイル特典:毎月のギガ割引クーポン(使える人は強い)
楽天モバイル契約者で楽天プレミアムカードを持っていると、毎月5GBのギガ割引クーポンが届きます。
クーポンを適用すると、月の料金が最大1,100円(税込)お得になる仕組み。
「楽天モバイルを使っている(または乗り換え検討中)」なら、旅行特典に加えて“毎月の固定費”にも効くので回収が早くなりやすいです。
お誕生月特典:楽天市場/楽天ブックスで+1ポイント(通常ポイント)
誕生月に楽天市場・楽天ブックスで、楽天プレミアムカードで支払うと、
カード利用額100円につき1ポイント(通常ポイント)が追加で進呈されます。
誕生月は「まとめ買い」や「高額の買い物」を寄せると体感しやすい特典です。
楽天市場特典:火・木の買い物でポイント上乗せ
楽天プレミアムカードは、毎週火曜日・木曜日の楽天市場でのカード利用で、ポイントが上乗せされる特典があります(ポイントの内訳・上限は公式の記載を確認)。
なお、公式案内では新規で楽天プレミアムカードを作成した場合、楽天市場特典が自動で登録されるとされています。念のため、楽天e‑NAVIで「楽天市場特典」が適用になっているか確認しておくと安心です。
楽天市場だけで年会費を回収するのは難しいケースが多いですが、
- 楽天モバイル(毎月)
- 誕生月(年1回のまとめ買い)
- 楽天市場特典(火・木に寄せる)
を組み合わせられる人は、日常側でも回収が早くなります。
普通の楽天カードと比較:違うところだけ(旅行+特典)
ここでは「普通カード」との違いを、判断に必要なところだけに絞って整理します。
① 年会費
- 普通カード:年会費無料
- プレミアム:年会費11,000円(税込)
→ プレミアムは、特典を使わないと“固定費”になります。
② ラウンジ(国内/海外)
- 国内:カードラウンジが使える(空港によって対象・同伴者条件が違う)
- 海外:Priority Passでラウンジ利用(無料回数・同伴者料金など条件あり)
→ 旅行頻度がある人ほど差が出ます。
③ 保険・補償
- 旅行保険やショッピング保険など、安心面が厚くなりやすい
→ 「使わないと得じゃない」ではなく「万一の支出を潰す価値」もあります。
④ プレミアムプログラム(誕生月・モバイル等)
- 日常側の特典を活用できる人は、年会費回収がラクになります。
よくある質問
プレミアムがないとラウンジに入れない?
カードラウンジは、対象カードがなくても有料で入れる場合があります(空港・ラウンジで異なります)。
ラウンジの飲み物は無料?食事は?
多くはソフトドリンク無料。食事やアルコールは有料/内容はラウンジ次第です。
Priority Passは家族カードでも使える?(結論)
使えません。 Priority Passを申し込めるのは楽天プレミアムカードの本会員(本カード)限定で、家族カードには付帯しません。
ただし、家族カード会員でも国内の空港カードラウンジは無料利用OKです。
- Priority Pass(PPラウンジ):本カード会員のみ
- 国内空港カードラウンジ:本カード+家族カードも無料
同伴者としてPriority Passラウンジに入場する場合は、1名あたりUS$35が目安になります(規定により変動する場合あり)。
特典は改定される?
改定はあり得ます。申込み前に「公式ページで条件を確認する」一文を入れておくと安全です。
申し込み前チェックリスト
- Priority Pass:本カードのみ(家族カード不可)/無料回数/同伴者料金/対象施設/適用日
- 国内ラウンジ:対象空港/無料条件/同伴者料金
- 旅行保険:付帯条件(自動/利用)/治療費用など主要補償
- プレミアムプログラム:誕生月特典/モバイル特典/楽天市場特典の条件
まとめ:楽天プレミアムカードは「旅行の快適さ+安心」を買うカード
楽天プレミアムカードは、楽天市場のポイント目的だけで選ぶよりも、
国内空港ラウンジ/Priority Pass/保険・補償を使って「旅行・出張の快適さと安心」を取りにいく人ほど向いています。
迷ったら、記事冒頭の「3つで判断」と、本文のチェックリストで最終確認してから検討すればOKです。
「当てはまるかも」と思ったら、まずは公式ページで最新条件を確認してから申し込みましょう。


